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鎌倉みんなのけんちく学校 ―こどもの感性をひらく体験学習-(2023年度)

2023年度ウッドデザイン賞受賞

ご依頼内容

 鎌倉市在住の木材コーディネーターより、「日本の伝統的な木造建築とそれを支える林業や建築技術を次世代に伝えたい」との依頼。

プログラム概要

「鎌倉みんなのけんちく学校」は、子どもたちを対象とした体験型学習プログラム。 鎌倉に現存する茶室をモデルに、各分野の専門家・職人を講師としながら、木造建築を「建てる」プロセスを8つの工程に分けて学ぶ。

第1回
小さなおうちを体験しよう

(講師:建築家)

第2回
設計のわざ

(講師:建築家)

第3回
小さなおうちをつくるわざ

(講師:建築家/左官/建具職人)

第4回
とびらのわざ

(講師:建具職人)

第5回
森のわざ/製材のわざ

(講師:林業者/製材士)

第6回
壁のわざ

(講師:左官)

第7回
組み立てのわざ

(講師:大工)

第8回
小さなおうちを組み立てよう

(講師:全講師)

プログラム詳細はこちら

<デザインの意図~学びの構造と成果>

認知:身体と五感で建築を学ぶ力を獲得する

・建築空間を身体で経験するため、実存する茶室をメインフィールドとし、学びの起点に設定。
・建築についての知識ではなく、建築に関わる素材や道具、人々等、社会や仕事の仕組み全体を学ぶ。
・五感・身体を使った学びを重視し、職人(設計や林業含む)の“本物の仕事”を“本物の道具”で追体験する。

対話:職人や他の参加者の視点を通して建築に対する理解を深める

・講師である職人と子どもたちが、双方向の対話を図れるようプログラムを工夫。
・他の参加者とのコミュニケーションを生むため、異年齢の子どもたちでチームを組成。

思考:体験したこと、わからないことを言語化する

・毎回、講座後に、子どもたちに学んだことを書いてもらい、自身の経験・感覚を言語化。
・子どもたちの理解の深化・納得感を重視し、毎回、講師との質疑応答と振り返りの時間を長く設定。

創造:建築の見え方そのものを再構成し、自分の視点として捉え直す

・最終回では、これまでの学びの単なる再現としてではなく、「自分の理解を組み立て直す」プロセスとして、実寸大で茶室を組み立てる体験を行う。。
・素材・構造・職人の技・空間の意味を再体験しながら、建築を“自分の言葉と身体で捉え直す”ことを重視。

<成果>

認知の変化  木そのもの、構造、継手などへの観察視点が生まれた。

• 「この木は何の木だろう」とたびたび思うようになりました。
• けんちくはまるで、木のパズルだ!!

意味の変化   建築を「技術と物語の集合」としてとらえるようになった。

• 家づくりは本当に奥深くて、作った人の思いも伝わってくるよう。
• 継手などがすごくぴったりはまるのは大工さんの技術や昔から受け継がれてきた継ぎ手の形の複雑さなどがあったからだ。

行動・興味の変化 日本の建築・職人技術などへの継続的関心が生まれた。

• 昔の建物や和風の建物に興味を持っていることに気づいた。
• 一つの建物にも、いろいろな技があって、デザインもあって、日本の建物はすごい。ほかの建物でも見てみたい。

<こんな時、ご相談ください>

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